カラダと運動の基礎知識

トレーニングを効果的に行うためには、カラダのこと動作の仕組みを知ることがカギ

筋肉と骨は腱でつながっている

骨格筋、つまり筋肉は腱という強い組織によって骨と繋がっています。

ですので、骨格筋の両側は必ず腱となっているのですが、この骨格筋は両端にいくほど徐々に腱に変わっていき、骨につく部分で完全な腱となります。

ちなみに、この筋肉から腱へと変わっていく部分を「筋腱移行部」といいます。 まぁ、漢字そのままなので覚えやすいですよね。

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さて、さきほど腱は非常に硬くて強い組織だといいましたが、筋肉の場合は腱に比べ、非常に柔らかくなっています。

このことから、柔らかい「筋肉」が縮もうとしているときに、強い「腱」によって両側から引っ張られると、筋肉と腱の繋部分である「筋腱移行部」では筋繊維の断裂が起こります。 これが一般的には「筋肉離れ」と呼ばれています。

筋肉がまたぐ関節

殆どの筋肉は1つの関節をまたいで骨にくっついていて、1つの関節の運動を起こすだけですが、中には2つの関節を跨いで2つの関節の運動を引き起こす筋肉もあります。

代表的なのは、太ももの前側にある4つの筋肉が集まった大腿四頭筋の「大腿直筋(だいたいちょっきん)」で、これは骨盤からすねの骨にくっついていて、股関節と膝関節をまたいでいます。

また、「腓腹筋(ひふくきん)」は太ももの骨と踵の骨にくっついており、膝関節と足関節を跨いでいます。